タグマネジメントツール「GTM」ってなに?

カテゴリ:マーケ用語

公開日:2019.12.17 最終更新日:2021.04.09
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HPを作るときや、WEB広告を始めるとき、必ずと言っていいほど『タグ』という言葉が出てきます。また、それと合わせて『タグマネ』や『GTM』という聞きなれない言葉も。その辺りをまとめて解説します。

 

タグ

タグと一言で言っても、大きく分けて3種類あります。

htmlタグ

WEBページを作成する際に、ページの情報や、テキスト、画像、リンクなどを表示するためのもの

例えば

  • 画像を表示するとき・・・<img>
  • リンクを貼るとき・・・ <a href=”URL” >~</a>
  • サイトの情報を表示するとき・・・<title>

コンバージョンタグ

WEB広告配信時に、CV(商品購入数、申込数、資料請求数、問い合わせ数)などの測定するためもの

使われ方

WEBページのHTMLの中に、広告配信設定の際に発行されるタグを埋め込むことで、CVを完了させたことをカウントし、管理するために使われます。

HTMLの中でも、<head>部分に貼り付けます。

このタグを埋め込んでないと、CV計測ができないので、WEB広告を実施する際には、配信を行う会社からWebサイト制作会社にタグの埋め込みを依頼するという流れがあります。

 

ツール用制御タグ

サイト流入数やユーザー特性などを分析する『Google Analytics(アナリティクス)』や、サイト閲覧者の興味が集まるサイト上の場所を可視化する『ヒートマップ』、2つ以上のクリエイティブを均等に出現させユーザーの反応をテストする『ABテストツール』など、WEBサイトの分析を行うあらゆるツールを使用するためのもの

使われ方

CVタグと同じく、<head>部分に貼り付けます。

このタグを埋め込むことで、分析をするための情報を管理ツールに送信し、さらには条件に応じてポップアップやプッシュ通知などを出現させます。

 

GTMとは

上記の3種のタグがのうち、広告配信用のCVタグや、ツール用制御タグは、配信ごとやツールごとによってタグが発行されることになるのですが、そうなると、WEBサイトのHTMLには、たくさんのタグを埋め込む(貼り付ける)ことになります。ただ、それだと、HTMLがタグだらけになってしまったり、いざ修正・変更するときに、わかりづらかったりします。

そんな時に登場するのが、『GTM』です。

GTM

Googleタグマネ=ジャー の略です。

GTMは、Googleのタグマネジメントツールで、あらゆるタグを一括管理することができるツールになります。

これを使うことで、広告タグや計測タグを一括で管理(配信条件など)の設定することができます。また、『GTMのタグ』1つをHTMLに入れておくだけで、あとはGTM上でタグの追加、削除ができるので、制作会社にその都度依頼する手間が無くなります。

『GTMのタグ』は、発行時に埋め込む場所も一緒に書かれているので、

その埋め込み指示も一緒にコピーして、GTMのタグを埋め込み作業を行う人に渡すことで、埋め込み違いをなくすことができます。

 

ちなみに、AMPページという通常よりも表示速度が早く容量が軽いタイプのページは、通常のタグとは別にAMPページ用のタグがあり、貼り付ける位置も若干異なるので、注意しておきましょう。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

タグというよく聞く言葉ですが、それには様々な役割を持っていて、

さらにはそれを一括管理できる便利なツールもあります。

マーケティング施策ごとに、タイミングを逃すことなく選定を変えることもできるGTMを活用して、分析や配信の失敗を無くし、効率的に回していきましょう。

 

 


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