Googleの親会社がクラウド事業やYoutubeの広告収入を初めて発表

カテゴリ:時事ネタ

公開日:2020.02.05 最終更新日:2020.08.22
このエントリーをはてなブックマークに追加

こんにちは。今日は昨日のニュースからこちらの話です。

出典:ウォール・ストリート・ジャーナル「グーグルの新たな開示、広告減速は隠せず」

出典:日本経済新聞「米アルファベット、17%増収で予想下回る 10~12月決算」

GoogleがYoutubeを買収したのは14年前。それから決算発表にて事業部でのYoutube単独の売り上げ、および広告収入などは発表されたことがなかったのですが、今回、それがついに明らかになったということです。

概要をまとめると

  • 2019年のYoutube広告売上高は前年比36%増の150億ドル(約1兆6000億円)
  • この額は、Google親会社であるアルファベットの年間総売上高の約9%を占めている

 

GoogleとYoutubeとアルファベットの関係性は?

今回の記事で、GoogleとYoutubeとアルファベットという企業名が出てきましたが、整理してみるとこのような関係性になります。

  • YouTubeがグーグルに16億5000万ドル(約1800億円)で買収されたのは2006年のこと。
  • そこから今まで、Youtubeの収益は公開してこなかった。
  • アルファベットは2015年にGoogleとグループ企業の持株会社として設立された(Googleの親会社)

今回の決算発表によって、Youtubeの広告収入の公開および前年比増のアルファベットですが、業績予想を約9億ドル下回ったこともあり、株価も5%ほど暴落している状況です。

 

 

Youtubeの広告収入はアメリカTV広告費の20%

Youtubeの広告収入だけでみると、150億ドル。

Googleの事業内で比べると、Google検索での収入割合が圧倒的に多く、Youtubeの広告収入はまだまだ低いのですが、前年比約36%増の業績で、Googleの総広告収入の成長率、前年比16%を上回る成長具合です。

ちなみに、Youtubeの広告収入150億ドルは、アメリカ国内のテレビ広告費の20%を占めており、この広告収入のみで、アメリカ国内の売上番付「フォーチューン500」に入ってしまうほどの規模になるそうです。

まとめ

現在は広告収入の成長率が多いのですが、現在はYoutubeでの音楽ストリーム配信サービスのサブスクリプション(定額)化を取り入れた事で、広告配信だけではなく、アマゾンやAppleなど他社と戦いながら収益をだしていくことにシフトしていくのではないかと思われます。

とはいえ、Youtube広告がここまで成長したのには、広告効果を実感している広告主が多いから、また良好な情報取得手段だとユーザーが判断しているからだと考えられます。日本でもこれからさらにYoutubeをはじめとする動画配信サービス等への広告出稿が加速していきそうです。

***

一般的なWeb広告運用会社さんは広告運用に主軸をおきますが、当社はあくまでWebプロモーション全体を企画、実施し、運用改善していきます。

また、マーケティングオートメーション領域では、導入支援はもちろん、導入後の広告施策と合わせたキャンペーン設計まで、Webプロモーション×マーケティングオートメーションを一気通貫で行っています。

プロモーションとしてのデジタルマーケティングに関するご相談は、お気軽にお問い合わせください。

 

一覧へ戻る