世界絵文字デーと絵文字を使ったプロモーション

カテゴリ:SNSマーケティング

公開日:2019.07.18 最終更新日:2020.08.22
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昨日7月17日(水)は世界絵文字デーでした。

ネットニュースでも世界絵文字デーにちなんで、Twitter社がよく使われる絵文字TOP10を発表したり、Apple社から新しい絵文字の発表があったりと賑わいを見せていました。

今日はそんな絵文字に関する話から、SNS広告や絵文字を使ったプロモーションを紹介します。

世界絵文字デーってなに?

世界絵文字デーは英語で表記すると World Emoji Day。

Emojiは、日本語の絵文字から来ていて、世界共通言語になっていることに驚きました。

絵文字の歴史を調べてみました。

出典:電子情報通信学会 通信ソサイエティマガジン「絵文字はどのようにして生まれ, 世界に広がっていったのか?」

もともと日本で発売されていたポケベルで表示できたハートが初めての絵文字。

そのあと、J-PHONEの携帯電話(スマホのような端末)に絵文字が搭載されたのですが、ビジネスマン向けの端末だったこともあり、あまり話題にはならなかったそうです。

実際に日本で絵文字を使われるようになったのは、NTTドコモの携帯電話にドコモ絵文字として搭載されたのがきっかけ。

私も子供ながら、「ドコモは絵文字が使える携帯」と認識していた記憶があります。

そして、そのドコモ絵文字を一人で作った栗田 穣崇さんは岐阜県出身とのことでこちらにも驚きました!

そして、世界絵文字デーがなぜ7月17日なのか。

World Emoji Dayの公式HPを見たら理由が書いてありました。

参照:World Emoji Day

英語でしたので、掻い摘んで説明するとこの3つが理由だったようです。

・Mac用のカレンダー機能が 2002年にMacWorld Expoで初めて発表された日が Macカレンダーのアイコンになった

・MacカレンダーのアイコンがiPhoneのカレンダーを表す絵文字に使われた

・World Emoji Dayの創設者がiPhoneユーザーだった

絵文字がプロモーションにも活用?「カスタム絵文字」(ハッシュフラッグ)

皆さんは「カスタム絵文字」(ハッシュフラッグ)を知っていますか?

まさに昨日の世界絵文字デーのツイートを見た方もいるかと思いますが、Twitterでハッシュタグを打った後に出てくる絵文字のことです。

出典:Twitterブログ「7月17日は #世界絵文字デー」

以前も、映画公開に合わせて、映画のキャラクターが絵文字になっていたり、世界ペンギンの日には、最近有名なペンギンのイラストとコラボをしていたり、七夕の日にはなんとサンリオのキキララとコラボしていたりと、話題性のあるキャラクターや企業とコラボをしてオリジナルの絵文字を使いたいTwitterユーザーが、タイムライン上でツイートをするなど、トレンド入りもしていました。

出典:ねとらぼ「「世界絵文字デー」に合わせTwitterがよく使われる絵文字TOP10を発表 Twitterの絵文字担当者インタビューも」

このカスタム絵文字についてのTwitter社の担当者インタビューにも、日本のマーケットは季節性を大切にするため、日本の行事や、動物に関する記念日はカスタム絵文字でお祝いをすることで、トレンドを起こし、プチ流行を作っている狙いがあるそうです。

また、日本人の特徴としては、絵文字から派生した話題で、自作のイラストを投稿する、下記引用のようなハッシュタグが挙げられていました。

#リプで送られてきた絵文字の表情を推しで描く
#絵文字で表情練習

出典:ねとらぼ「「世界絵文字デー」に合わせTwitterがよく使われる絵文字TOP10を発表 Twitterの絵文字担当者インタビューも」

作品投稿型のハッシュタグ文化は、今後、プチブームを起こすためのプロモーションに取り入れることもありではないかなと感じました。

ちなみに、このハッシュフラッグは期間限定がほとんどで、どうすればその申請(設定)ができるのかは調べてみてもわからず、Twitter社に問い合わせるしかなさそうでした。。。ブランディングとして有効な手段だと思うので、機会があったら確認したいと思います。

SNSで絵文字を使うとエンゲージメントが上がる?

過去メールでも、SNSでも、絵文字を使用してやり取りをすることで細かい感情が伝わりやすく、ネット上での感情表現が豊かになっていると感じている方がほとんどかと思います。

実際、SNSで絵文字を使用することによる、受け取り側の反応の変化について調査結果もあります。

実際、Emogi Research teamが発表した調査報告によると、92%の人が絵文字を使用しています。1日に何度も絵文字を使うという人は30%以上です。またAppboyの調査では、絵文字を使用したマーケティングキャンペーンの実施件数は前年から777%も増加しています。  多くの先進企業が絵文字を使って顧客にメッセージを発信し、独自のブランド構築に役立てています。   絵文字を使用することで、次のような注目すべき効果が得られています。  Twitterで絵文字を使うと、エンゲージメントが25.4%増加。Facebookで絵文字を使うと、「いいね」が57%増加。コメントが33%増加。シェアが33%増加。Instagramに投稿されたすべてのコメントとキャプションの50%近くが絵文字を使用。

出典:Growth Hack Journal「絵文字利用でエンゲージメント50%増!ソーシャルメディアの運営で絵文字を使用する7つのコツ」

既に取り入れている方もいるとは思いますが、企業広報でのSNSでも、これを踏まえた上で発信していくと、よりエンゲージメントをあげることができます。

SNSが広告として主流となっている現代だからこそ、それを使いこなすためにも、日本から生まれた絵文字を上手く活用していきたいですね。

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